2階に庭！家相的にはどう？

私たちは、知らず知らずに
「こうあるべき」という既成概念にとらわれています。

しかし、その「べき」を取っ払ってみると、
一気に視界が開けることもありますよね。

それは仕事でもプライベートでも、そして家づくりでも。

例えば、マイホームを作る際に、
「広い庭が欲しい。」「でも、狭小地だからそんな余裕はない。」
というジレンマでお悩みの方は多いでしょう。

おそらく多くの方は、庭＝1階に作るもの。1階にある“べき”。
という思い込みに囚われているのではないでしょうか。

確かに、よそのお宅に行った時に
エントランスや1階のリビングから
丁寧にお手入れされた庭が見えると
ホッと気持ちが和みますし話題にもなりますよね。
なにより、住む人の心の豊かさを感じます。

家相的に見ても、適度な量の緑を取り入れることは
家の中の運気を活性化させることにつながりますし、
強すぎる日差しを上手に緩和することができます。
外からの視線を遮るにも、お庭があると便利ですよね。

でも･･･それは2階じゃダメなんでしょうか？
2階リビングのお宅が増えているなら、
庭だって2階で良いのでは！？

1階にリビングと縁側、そしてお庭があり、
縁側からお庭の風景を眺めながらまったりくつろぐ。

これが日本の住宅のスタンダードとして
定着している感がありますが、

ハッキリ言って、古いです！

それは、平屋が主流だった時代の話ですよね？

確かに、通風や採光の面でよく考えられた建築様式ですし
家相学の観点から見ても文句ナシの吉相ですが、
使える土地の面積が限られている都市部では
1階に庭と縁側を設けるのは難しいでしょう。

それならば！ということで、思い切って
2階にリビングとお庭を設けたのが下図の事例です。

広々としたLDKに、縁側、そしてルーフテラスに緑化を施し、
屋上庭園を作ったんですね。
2階なら、1階よりも見晴らしも良いので、
「縁側飲み会」も盛り上がりそうです！

家相的にも、採光・通風に恵まれた吉相の間取り。
ルーフテラスを緑で覆うことは、夏の暑熱対策にもつながります。

この施工事例には面白い工夫がまだまだあります。

まず、階段が縁側にあるということ。

1階の縁側部分が吹き抜けになっており、
そこに設置された階段から2階のLDKにアクセスする形になっているんです。
縁側の階段なら明るいので転倒事故の予防にもつながりますね。

ただし、LDKにつながっている分、
目を離した隙にお子さんが階段から落ちてしまう
というリスクは高くなります。
小さなお子さんがいる場合は、チャイルドガードでしっかりと対策を！

また、子供部屋や寝室など
プライベートな部屋を1階に集めて
2階はフルオープンのLDK！というのも面白いですね。
「客人に見られたくないものは2階に隠して･･･。」
という古い考え方を逆転させた発想！

家相学の観点から見ても、
大地の良い運気を吸収するには寝室は1階に作るのがベスト。
地に足のついた安定した生活を維持するために、有効な選択です。

子供部屋は2つ配置していますが、
ドアやパーティションで仕切れるような構造にしておけば
年齢や状況に合わせて大きく一部屋としても活用できます。

また、寝室もトイレも1階にあれば
「夜中にトイレに行こうと思って、階段を踏み外してケガをする」
というリスクも回避できますね。

これからマイホームを建てる方で、
庭のスペースの確保に苦慮されている方は
ぜひ上記のサンプル事例を参考にしてみてくださいね！

家相がよくわかるサイト