意外!植木は家相的に観て「凶」
樹木には、人の心身をリラックスさせる作用がある
と言われています。
実際、森林に出かけるとイライラが収まったり、
なぜだか急激な眠気に襲われたり、
無意識のうちに呼吸が深くなったり、
いつもよりも空気が「美味しい」を感じたり。
みなさんにも、そんな経験があるのではないでしょうか?
人間も自然の一部ですし、
古くから木々の恩恵を受けて暮らしてきたわけですから
私たちの生活と樹木は切っても切り離せない関係。
ですから、庭木を植えるのは家相的に観ても吉のはず!
・・・と思われがちですが、実は違うのです。
意外なことに、庭に樹木を植えるのは
家相的に観るとあまり良いことではないのだとか・・・。
理由の一つは、日光や風の流れが遮られてしまうから。
確かに、庭に大きな木があると家の中も暗くなります。
また、落ち葉の掃除が大変だ!というデメリットもあります。
庭木を植えて凶を吉となす!
しかしながら、木の選び方や植える方角によっては
必ずしも「庭木=凶」とは言えません。
家の敷地内に樹木がうっそうと茂っている
という状態は見た目にも陰気な印象を与えるので
決して好ましいものではありませんが、
しかるべき方角に、適度な本数の樹木を植えるのであれば
「凶」を「吉」に転ずることができるのです!
例えば、南〜西の方位に樹木があれば、
夏の強い日差しを効果的に遮ることができます。
年々、夏の暑さは厳しさを増していますが、
それでも木陰に居るとそよそよと涼しい風を感じられるので
日中だってエアコン要らずで過ごすことができますよ。
一方、北西〜北〜北東の方位に木を植えれば、
冬の冷たい北風から家を守ることができます。
また、いわゆる「防火樹」に分類される木を植えておけば
隣家で火事が発生したとしても
延焼をブロックすることができます。
(例:サザンカ、セイヨウツゲ、サンゴジュ、シラカシ、タブノキ等)
オススメの庭木と植えるべき方角
では、家相学では、どの方位に
どんな樹木を植えるのが良しとされているのでしょうか?
ここでは、方位別のオススメ樹木をご提案します。
北
樹木を植えることで、北からの冷たい風を除けることができます。
えんじゅや竹など、
大きめの木を植えると良いでしょう。
赤い花が咲く木は「火難の相」と言われ、凶です。
北東
いわゆる「鬼門」の方位。
この方位に木を植えると、日陰が「陰気」の発生を助長するので
あまりオススメできません。
難を除けるという意味では、ヒイラギや梅、
桃、ナツメなどが適しています。
東
「木」の気を持つ方角ですから、
樹木を植えることでさらにその運気を強めることができます。
例えば、「ツバキ」「クコ」は出世を後押ししてくれますよ。
桜、梅、ねむの木もよく選ばれています。
ただし、白や黄色の花が咲く樹木は避けましょう。
南東
東と同様、「木」の気を持つ方角ですから、
樹木を植えることでさらにその運気を強めることができます。
家相学では、桐、桃、クコの木、アジサイ、ナツメ、ツバキが推奨されています。
まっすぐ伸びる樹木は吉ですが、
蔓のようにくねくねと枝をはびこらせる種類は凶です。
また、竹、柳、ソテツを植えると災厄に見舞われると言われています。
南
燦燦と日光が注ぐ方位ですから、樹木も伸び伸びと成長します。
ただ、高い大木が生い茂っていると
せっかくの太陽のパワーが遮られてしまいますのでご注意を。
家相的に観てオススメは、
梅、ナツメ、マキ、松、桐、杉、ツバキです。
また、白い花が咲く木は避けましょう。
南西
大木がうっそうと生い茂っている・・・という状態は、
家族の健康運に悪影響を与えます。
「背の低い木」に候補を絞りましょう。
ナツメ、ボタン、モクセイ、シャクヤクはよく選ばれています。
西
こちらも、大木はNG。
女性に災厄がふりかかります。
家相学で推奨されているのは、
ニレ、クチナシ、ナツメ、マツ、マキ、カシ等。
赤い花の咲く木は凶です。
北西
木を植えることによって、冬の冷たい風を除けることができます。
松、竹、柿、栗、銀杏、桜、ニレ、キンカン、ハギ等が吉です。
赤い花の咲く木や、蔓がまきつく木は凶です。