門構えが家族を守る!
神社をお参りする際、
正しくは鳥居の前でも頭を下げます。
鳥居から先は神様の聖域。
ですから、「お邪魔します」という気持ちを込めて
ご挨拶をするということです。
また、あの鳥居には「邪気を祓う」という意味もあるそうです。
これは、私たちの住居にも共通すること。
人も運気も、「門、アプローチ、玄関」というプロセスを経て
家の中に入ってきます。
門がない家、門構えが脆弱な家は、
悪しき運気の出入りを許してしまう!!
ということで、家相的に見て大変、危険です。
家相では
「建物を門や塀で囲むことは大切なこと」
と考え、その方角や配置にルールを設けています。
注意すべき「方位」の問題
まずは門扉の配置ですが、以下の方位は避けるべしとされています。
(基本的には玄関と同じです。)
※建物の中心から見た方位で判断してください。
- 鬼門(北東)
- 裏鬼門(南西)
- 家族の十二支方位
また、家の周りは門扉以外の場所も塀やフェンスで囲むのが最良。
その場合、家相学では「植栽して生垣で囲むのが理想的」とされています。
植物には邪気を祓って気のバランスを整える作用がありますし、
自然な目隠しにもなります。
おまけに、通気性も良く、
「夏は窓を開けておいても外から見えず、
しかも風は抜けてくるので涼しい!」
もっとも、最近はプライバシー保護&通気性の機能を兼ね備えた
デザイン性の高いフェンスやルーバーのラインナップも豊富ですよね。
(昔ながらの言い方をすれば、「ガラリ」です。)
外からの視線を遮りつつも、適度に光と風を取り入れることができます。
ただ、あまりに高すぎるフェンスは家相的に「凶」となりますので
1.2〜1.4mの高さに収めるようにしましょう。
門と玄関を一直線にするのは危険
ご近所さんの玄関先を観察してみると、
門扉 → 玄関がストレートなお宅というのは珍しいですね。
門から玄関までのアプローチが一直線というのは
家相学では「凶相」とされていますので、
おそらくみなさんもその風習に倣っているのでしょう。
門から入って、玄関に向かって緩やかに曲線を描くアプローチ。
その足元には季節の花々が色や香りで来訪者を楽しませる。
・・・そんなお宅が多いですね。
仮に門〜玄関のアプローチが一直線になってしまっても、
植物を植えることで「凶」の作用を弱めることができるのだとか。
存在感のあるシンボルツリーを植栽しているお宅もよく目にします。
加えて、アプローチ部分の仕上げ材の選び方によっても
外観の印象はガラリと変わります。
自然石やタイル、レンガは重厚感があって落ち着いた雰囲気になりますし、
洗い流しやインターロッキング、コンクリートはモダンでクール。
枕木やウッドデッキは素朴でナチュラルな外観を演出できます。
家相学の観点から見て理想的なのは、レンガ。
年月を重ねる毎に変化していく色や質感を楽しむことができます。
一方、家相的に見てあまり好ましくないのは
コンクリートのアプローチ材。
「陰」の気が強くなりがちですし、
見た目にもちょっと冷たい印象を与えてしまいます。
同じく石のアプローチ材も「陰気」に傾きやすくなります。
特に黒い石にはご注意!
石の仕上げ材を使う場合は、やわらかい雰囲気を作ってくれる
暖色系がオススメです。
門〜玄関にかけてのアプローチは、
お客様が「心構え」をする場所であり、そこを歩きながら
家の中の様子について想像を膨らませています。
アプローチが整っていると、”つかみ”はOK!
それがたとえ迷惑なセールス販売だとしても
訪れる人をワクワクさせること。
一人でも多くの人が訪ねてくる家は、それだけ運気も活性化します。
結果的にそれが幸せを引き寄せることにつながるのです。