家相学の基礎

家相学の起源は、4000年前に遡る

 

とも言われています。

 

古の人々は、なぜ「家」の在り方にこだわったのか?
そこには、厳しい時代を生き抜いた先人たちの知恵と
未来への強い意志、そして“愛”を感じ取ることができます。

 

家相学が生まれた背景について知ることで、
人間という生き物の本質を垣間見ることができるかもしれません。

 

家相学のルーツや、風水・占いとの違い、
私たちの人生に与える影響について
基本的な内容をまとめました。

家相学の基礎記事一覧

マイホームを建てよう!と胸をワクワク躍らせながらあれやこれやと情報収集をされているみなさん。水を差すようで申し訳ありませんが、「新居に引っ越してから悪いことばかり続く」「家を建ててから、体調がすぐれない」「朝、起きられなくなった」「ローンでマイホームを建てた直後にリストラされた」という不吉なケースも多いことをごご存知でしょうか?一つの原因として考えられるのは、「家相」。家相とは、「家」の「相」=物...

風水について調べていると、「家相」という言葉がちょいちょい出てくる。逆に、家相について調べていると、当たり前のように「家相・風水」というワードが・・・。同じ意味で使われているWEBサイトもあり、読む方としては混乱してしまいますよね。この2つ、似ているようでいて、実は違います。ご存知の通り、風水は中国で発祥した「環境学」。太陽や風、大地、樹木、そして人・・・あらゆる物から発せられる“気”の流れに着目...

江戸時代には、「家作りのための指導書」として広く出回っていたという家相本。現在の「建築基準法」の基礎になったとも言われており、そこには自然と共存しながら快適に暮らすための非常に科学的なテクニックが記されています。では、家相を無視するとどんな影響があるのでしょうか?例えば「鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に水や火を使う設備を作るのは避けるべきだ」という家相ルールを犯した場合。この2つの方位は風通しが悪い...

書店で「家相」に関する本を探そうとしてふと立ち止まってしまいました・・・。家相の本って、何のコーナーに並んでいるのでしょうか?占い?いや、なんだかちょっと違う気もする・・・。ならば、インテリア?ライフスタイル?はたまた、建築?あれこれ探し回った結果、私の行きつけの本屋では、「占い」と「ライフスタイル」の両方に置いてありました。確かに、「家の吉凶を判断する」「そこから、家族に起こり得る災いを予測する...

家相や風水についてよく知らないという方でも、「鬼門」「裏鬼門」といった言葉はご存知なのではないでしょうか。「鬼門に玄関や水回りを作るのは良くない」という話を耳にしたことがある、という方も多いでしょう。「鬼門」は、北東の45度の範囲を、「裏鬼門」は南西の45度の範囲を指します。なぜ、この2つの方位を特別視するようになったのか?これについては諸説ありますが、最も有力なのは、中国の故事でしょう。かつて、...

家相や風水というと、玄関や各部屋の方位、物の配置やカラーコーディネートに注目しがちです。しかし、本来の家相学では、家を支える“足元”の部分=「基礎」の状態も重視します。「大吉相だ!」と言われる家でも、この足元の部分がグラついているようでは本当の意味では吉相とは言えないのです。基礎にはいくつか種類があり、建物の重さや地盤の状態(硬さ)によって選び分けられています。一般的な木造住宅では、「直接基礎」と...

みなさん、ご自宅の「中心」がどのあたりか、正しく把握しているでしょうか?家相や風水では、「家の中心」を重視します。正式には「宅心」と読んでいますが、ここから見て各部屋がどの方位にあるか?これが、家相の「吉」と「凶」を左右します。方位を求める前に、まずは宅心を正しく求めなければなりません。このスタート部分で間違ってしまうと、正しい家相鑑定ができなくなってしまうのです。中心の求め方には諸説あり、流派に...

家相というと、「鬼門」「裏鬼門」を中心に家の吉凶を判断するというイメージが強いかもしれません。しかし、実際はそれだけではなく「家族の生まれた年の十二支」の方位も重要なカギを握っています。図のように、十二支にはそれぞれ司る方位があり、家相学ではこの十二支方位も「大切に扱わなければならない」とされています。特に、家族の健康運と縁が深いので、「十二支方位に玄関や火気、水回りを配置するのは避けるべし」とさ...

家の吉凶は家相で判断するのに対して、土地の吉凶は「地相」で見極めます。どんなに家相が良くても、その下にある土地の地相が悪ければ幸せにはなれません。住宅を購入される際には、「地相×家相」で総合的に判断する必要があります。では、地相の良し悪しはどうやってチェックすれば良いのか?ここでは、その見極めポイントをご紹介します。自分と相性の良い土地かどうかその土地に立って目を閉じ、ゆっくりと息を吸い込んでみま...

家には様々な形があります。住んでいるとあまり意識しないかもしれませんが、間取り図を見てみると、「こんな凹凸があったんだ!」「結構、複雑な形の家だったのね」と気づかされます。家相では、家の形を「構え」と捉えていますが、そこにもやはり良し悪し(吉凶)があります。基本的にはシンプルな正方形や長方形が良しとされており、できるだけ凹凸をなくしたほうが良いと推奨されています。ただ、実際は日当たりや間取りの都合...

家相的に見て、家は広いほうが良い。・・・そのように誤解している方も多いようです。かくいう私も、家は狭いよりも広いほうが良いと思っていました。「余分な物をゴチャゴチャ置いてあると良い運気が入ってくるスペースがなくなってしまう」という風水の考え方に則して考えればやはり家も広いほうが良い運気をたくさん呼び込めるのではないか・・・と。しかし、実際は逆。家相学では、家は小さい方が吉相だと言われています。逆に...

かつて、この世には電気もガスもありませんでした。暗くても照明をつけられず、寒くても暑くても、エアコンに頼れない生活。私たちのご先祖様は、太陽や火から明るさと暖をいただき、木陰や水で涼を取り・・・と、自然の恵みをうまく生かしながら子孫を残してきたのです。同時に、生きるか/死ぬかは気候条件に左右されていましたから自ずと自然界の変化にも敏感になっていたはず。空気の流れやニオイから雨の気配を感じ、風向きや...

マイホームを建てるにあたっては、みなさん、様々な理想像を描いていることでしょう。「こんな外観にしたい」「こんな間取りにしたい」「こんなインテリアにしたい!」・・・と夢を膨らませていると思いますが、ちょっと待ってください!家の構造や工法はどうしますか?「えっ、そんなのハウスメーカーが考えてくれるでしょ?いくらマイホームだと言っても、専門性の高いことは素人にはよくわからないし・・・。」いえいえ、そこは...

日本の伝統的な家といえば、木造!柱や梁を組み上げて作る「在来軸組工法」は日本のスタンダードとも言える建て方です。家相学のベースにあるのは「日本ならではの風土、自然と調和した暮らし」ですが、「木」という自然物といつも触れ合っている民族だったからこそこのような学問が生まれたのかもしれませんね。住宅に使われている木材は、何十年もの年月をかけて育てられたもの。その成長の過程で木にも個性が出てきますので、全...

高級住宅でもローコスト住宅でも、家の住み心地は「土地」の性質に左右されます。家相学から見た「理想的な土地」の条件は、まずは太陽光に恵まれていること。風水や家相の根本には「良い運気は明るい場所、光あふれる場所に集まる」という考え方がありますので、日当たりの悪い陰気な土地は避けるべしとされているのです。科学的な観点で考えても、太陽の光には私たち人間の概日リズムを整える作用がありますし、紫外線の殺菌効果...

「ああ、これから家を建てるんだな〜」という予定地に、なにやら神主さん風の人が来て儀式をしている。祭壇にお供えらしき物も並んでいるんだけど?・・・そんな光景をご覧になったことはありませんか?あれが、いわゆる「地鎮祭」。大地を司る「産土神様」と「大地主神様」に対して「ここに家を建てさせていただきます」と報告し、お許しをいただくための儀式です。基礎工事が始まる前に執り行われる式で、これからの工事の無事を...

本来は自然の地形に手を加えずに建物を建てるのが理想的ですが、実際は土を削ったり、逆に盛ったりするケースも多いですよね。例えば、傾斜地に家を建てる場合は、高いところの土を削り、その土を低い部分に盛るという造成工事が必要となります。つまり、「切り土」と「盛り土」を施して住宅用地を平らに整備するということですね。このような造成工事を施した土地に家を建てるのは珍しくありませんが地盤の強度が不安定になってし...

家相関連の書籍やWEBサイトを見ていると、必ず「宅心」というキーワードが出てきます。これは、文字通り、家の中心。住宅の“核”となる部分ですから、宅心の状態が家相の良し悪しを左右することは言うまでもないでしょう。では、その「中心」とはどのくらいの面積を指すのか?正式には、建物の短辺の1/3の長さを一辺とする正方形で家の中心部を取り囲んだ時、その正方形の枠内に収まるエリアを「宅心エリア」と呼んでいます...

都会の狭小地に家を建てるとなると、「三階建て」という選択を余儀なくされることもあるでしょう。「横に広げるのは無理だから、縦方向に積む」・・・簡単に言えばそういうことですが、実際はクリアすべき問題も多いですよね。階数が増えるということは、それだけ、土台部分にかかる荷重が増えるということですから基礎部分の工事にかかる費用も高くなります。2階、3階に水回りの設備を作る場合はなおさらのことです。また、1階...