中庭を作って採光の問題を解消!

隣家との距離が近い都会の住宅街だと、
「窓があるのに日当たりが悪い」
「風通しが悪くて暑い」
といったデメリットに悩まされる可能性もあります。

 

限られた敷地内で、いかに快適な家を作るか?
設計者の知恵と技術が問われるところですが、
よく使われるのは「天窓(アップライト)」、そして「中庭」です。

 

表から見ると窓が全くないように見えても、
実は天井に窓があって、家の中は明るい!
・・・そんな面白い仕掛けのあるデザインの家も増えているんですよ。

 

さて、ここで注目したいのは中庭です。
その名の通り、家の中心部に設けられた庭のことで、
この空間があると家の中に光や風が通りやすくなります。

 

テラスやデッキタイプの庭にすれば、
部屋の延長としても使えて便利!
子供の遊び場として、家族の憩いの場として大活躍してくれます。

 

中庭を囲むようにして各部屋を配置し、
パプリックゾーンとプライベートゾーンをゆるやかに分けている
というお宅も多いようですね。

 

採光や通風の問題もクリアされてナイスアイデア!

 

・・・素人目から見るとそのように思われますが、
家相学のプロによれは、意外にも

 

「中庭は凶の要素を帯びている」

 

とのことです。

 

それは一体、ナゼ?

エッ!家相的には「凶」になるの?

家相的に見て、家の中心部は非常に重要な場所です。
そこに庭を作るということは、
家の中の大事な場所に「欠け」があるということ。
これは

 

「住む人の運気に重大な“欠け”が生じる」

 

と捉えられるのだそうです。

 

また、古くから

 

「中庭に樹木、水たまり、湿気の類を設る事大いに凶し」

 

と言われており、中庭に木を植えたり池を設けたりするのは大凶とされています。

 

理由は、湿気がこもりやすくなり、家が傷みやすくなってしまうから。
内部結露などを誘発し、
カビやシロアリの温床になるリスクが高いのだとか。
これは家の寿命を縮めることにもつながります。

快適な中庭を作るヒント

「中庭に1本の木を植えたい。
そして、リビングから季節による表情の変化を楽しみたい。」

 

「窓から見る中庭の風景を1枚の絵画のように演出して
リビングのインテリアアクセントにしたい。」

 

マイホームを建てるにあたって、
そんな憧れをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
確かに、最近の施工事例でもよく見かけるパターンです。

 

ただ、すでにご紹介した通り、
家相学の観点から見ればちょっと注意が必要な間取り。
木や植物を植えると湿気が溜まりやすくなりますし、
虫が繁殖したりするリスクもあります。

 

ウッドデッキを設ける場合でも、
床下に湿気が溜まりやすいので劣化が早い!
それなりのお手入れは必須です。
メンテナンスの手間や費用面も考慮して、慎重に考えましょう。

 

中庭を作るのであれば、

 

★植物を植えない。

 

★完全に庭のスペースを囲ってしまうのではなく「コの字型」にして
 空気や湿気を抜けやすくする。
「コの字型の家の間取りアイデア」もぜひ参考にしてみてください。

 

などの工夫(湿気、通気対策)が必要になります。
これらの問題さえクリアしていれば、中庭は必ずしも凶ではない
という見方をする専門家もいますよ。

 

中庭のある家を作る場合は、
上記のようなデメリットがあることも考慮の上で
マイホームの寿命を縮めることがないような設計を!