家相的にはNG!でも・・・

家相学では、家の中心部の扱いを重要視します。

 

もっと具体的に言うと、家の中心から半径2mの範囲。
ここに火気や水回りを配するのは良くないということで、
キッチンやトイレは避けるように推奨されます。

 

また、「事故やケガが多くなる」という理由から
中央階段も避けるべし!とされていますが、
最近の新築住宅ではリビング階段を導入するケースが多く、
家の中心に階段があるお宅も多く見受けられます。

 

加えて、採光や通風のデメリットを解消する目的で
中心部を吹き抜けや中庭にするタイプの住宅も人気ですね。
家の中心部を「コの字」に開け、
そこをテラスにすることで広いリビングスペースとして
活用しているケースもよく見かけます。

 

家相的には「立体的な欠け」とみなされて
「凶相」とも言われる間取りですが、
住宅のデザインとしては非常にオシャレ!
春はお花見、夏はバーベキュー、
秋はお月見、冬はイルミネーション・・・と、
1年中、家族でわいわい楽しめる家になりそうです。

コの字の家の弱点を補うために

家をコの字型にして、真ん中のテラスに
どの部屋からも出入りできるようにすれば、
非常に開放的で明るい住宅になるでしょう。

 

テーブルセットを置けば広いリビングに。
子供にとっては素足で遊べる広場に。
プランターで植物や野菜を育ててプチガーデニング。
物干し用のラックを置けば、
洗濯物を干すスペースとしても活用できます!

 

アイデア次第でどんな使い方もできるのが便利ですが、
問題は家相的に見て「欠け」になってしまうこと。

 

重心が取れない家というのは、
言うまでもなく「凶相」とみなされてしまいます。

 

しかし、サンルームのように
屋根をつけて全体を囲い込んでしまえば
その空間も建物の一部とみなされるため、「欠け」にはなりません。
透明なガラスであっても、しっかり囲ってさえあれば問題ナシ。

 

アンティークなテーブルセットを置けば、
南欧のカフェでお茶を飲んでいるような
贅沢な時間を楽しむことができるでしょう。

 

北欧インテリアにあこがれをお持ちの方なら、
サッシの枠は白で統一し、
シンプルでエッジの効いた北欧家具をレイアウトするのはいかが?

 

あれこれコーディネートを考えているだけでも、
人を呼ぶのが楽しみになりそうな家ですね。

 

ただし、夏場は暑い!

 

断熱性の高いサッシを選ぶ、サンスクリーンをつける等
暑熱対策は必須です。

季節の変化を楽しめる豊かな家

家族でバーベキューをしたり、
友達を呼んでホームパーティーをしたり。
みんなでワイワイするのが大好き!というタイプのご家庭には
コの字型の家がピッタリです。

 

図のような間取りなら、ダイニングやリビングなど
プライベートな空間を通らずに
お客様をテラスに案内することができます。

 

 

キッチンとの距離も近いので、
お料理を運んだり片づけたりするのも楽チン!
水回りの設備もさりげなく近くにまとまっているので、
「料理をしながら洗濯ができる」
「夕食の準備をしながら、子供のお風呂のお世話ができる」
と、家事導線の上でもメリットがいっぱいです。

 

最大のポイントは、テラスの外に植えた木や植物。
季節の移り変わりを感じながら食事ができる
という楽しみがありますし、
外からの視線を遮ることもできますので防犯対策にもなります。

 

「家相的に見ると良くないから」と、
家の形は絶対に長方形か正方形でなければいけない!
と思い込んでいる方も多いですが
こうして考えてみると何かとメリットも多く
家族が笑顔になれそうな家ですよね?

 

家造りではそれが一番大事なポイント!
あまり頭でっかちになるのではなく、

 

「どんな家ならみんなが幸せに、楽しく暮らせるか」

 

これを最優先に考えましょう。