屋上のある平屋の家相

屋上がある家、というと、
2階建て、3階建ての家をイメージする方が多いのではないでしょうか。

しかし、平屋だって屋上を設けることは可能です！

例えば、下図の例のように、
平屋に屋上を作ってそこを緑化するというプラン。
夏の日差しから屋根を守ってくれるため、
室内の暑熱対策にもなりますよ。

植物の蒸散作用の恩恵で、
周辺の気温を下げる効果も得られるのです。

このプランは中庭があるのが特徴的なのですが、
緑化された屋上～中庭～室内という経路で抜けてくる風は涼しい！
これなら、夏場の日中でも必要以上にエアコンに頼らずに
快適に過ごすことができるでしょう。

風の通り道を意識した
「昔ながらの平屋」を想起させる平屋ですね。

家相学も、元々は平屋建てをベースとして育まれた学問ですから、
運気を上げるためのエッセンスも取り入れやすいというのが平屋の魅力。

とはいえ、屋上のある平屋というのは新しい発想！
古き良きものと現代的な発想をうまくミックスさせた事例です。

こちらの平屋建て事例の推しポイントは、
緑化された屋上があるという点だけではないのです。

お子さんがいるみなさんに注目していただきたいのは、
2つ設けられた個室の使い方。
この2室は、真ん中の仕切り扉で仕切ったりつなげたりできるんです。
独立した2部屋として使うこともできますし、
つなげて広～く使うこともできるということなんですね。

ですから、お子さんが小さいうちは兄弟で一部屋、
成長したら真ん中で仕切ってそれぞれの個室として、
子供が独立した後は夫婦のプライベートルームとして。
もしくは、介護用の部屋としても活用することができます。

固定された部屋だと家族の変化に対応しにくいので
せっかくのスペースが無駄になってしまったり
リフォームを余儀なくされたりしますよね。

その点、この事例のように可変性のある設計になっていれば
家族の変化に合わせて部屋の用途を変えることができます。

また、どの部屋もリビングを囲むような形で配置されていますので、
家族の一体化も育まれやすい間取りと言えるでしょう。

家の真ん中にリビング、というのは家相的に見ても理想！

イザという時に助け合えるような家族関係を築くためにも、
リビングの配置にこだわることは大切なのです。

緑色のものには、私たちの心身をリラックスさせる作用があります。

また、緑は、色彩心理学では「平和主義者」の色。

「家族間で喧嘩が絶えない」
「仕事のイライラをつい家族にぶつけてしまう」
「育児や仕事のストレスで、家ではいつも怒っている」

というみなさんは、ぜひ住宅に緑を取り入れましょう！

その一つの方法として屋上緑化があるわけですが、
具体的にはどんな種類の植物た使われているのでしょうか。

よく採用されているのは、「セダム」という多肉植物です。
乾燥や気温変化に強く、丈夫！
厳しい気候環境でもたくましく成長していくのが頼もしいですね。

セダム
（タイトゴメ、メキシコマンネングサ、ツルマンネングサ、
パリダムバシニコム、白花マンネングサ、コーラルカーペット）

他には、以下のような植物がよく使われています。

ちなみに、屋上緑化では防水・重さ対策が必須です。
植栽するということは、屋上に土と水を載せるということですから、
構造物がその荷重に耐えられなくなる可能性があるのです。

屋上緑化を検討されている方は、
その方面の工事実績が豊富なメーカーを選ぶべきです。

家の建築と屋上緑化を別々の業者に依頼する場合でも、
ハウスメーカー側には緑化を計画していることを必ず伝えましょう。

施工やメンテナンスに関する詳細は
ハウスメーカーに相談するだけでは不十分です。
専門業者に問い合わせるのが確実ですよ。

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