不満点を整理することの意味

さあ!マイホームを建てよう!

 

ようやく家造りのスタートラインにたどり着いた、
その喜びをかみしめている方もいらっしゃることでしょう。

 

でも・・・具体的にどんな家にしたいのか?
具体的な間取りについて考える段階になってみると、
あれこれ希望はあるけれど、
なんだかうまくカタチにならない・・・。
そんなジレンマに陥ってしまうかもしれません。

 

それなら、まずは今住んでいる家で感じている
「不満点」を書き出してみましょう。

 

リビングのこんなところが不便だから、
マイホームを建てるならこうしたい!

 

キッチンのココが使いにくいから、
新しい家ではもっとこうであって欲しい。

 

・・・家の中の各部屋について感じている不満を整理してみると、
新しい家で克服すべき「目標」や「理想」が見えてきます。

 

もちろん、費用や間取りの都合で実現できないこともありますが、
それでもまずは
「今より暮らしやすくするためにどうすれば良いのか?」
「何が問題なのか」
という視点で現状を把握する必要があります。

家族で不満を出し合おう!

家族といっても、一人一人は違う人間。
パパは快適だと思っていたリビング空間が
ママにとっては過ごしにくい場所なのかもしれません。

 

大人から見ればオシャレで満足度の高い家でも
子供にとっては窮屈で息苦しい・・・なんてことも!

 

これから30年、50年・・・と住み続ける家だからこそ
家族みんなにとって快適な家でなければ意味がない!
ぜひ、家族で「今の家に対して感じている不満」を持ち寄って
家族会議を開きましょう。

 

家族の不満点がぴったりと一致している部分もあれば
真逆の感じ方をしている部分もあるかもしれません。

 

「え〜、そんなこと思ってたんだ」と驚かされることも。

 

普段はなかなか聞けない家族の本音に触れることで、
家族関係の在り方についても考えさせられることでしょう。

 

風水や家相的に見て完璧な間取りの家を建てたとしても
家族の誰かが不満を抱え込まなければならない家では
本当の意味で幸せな家族にはなれません。

 

全ての不満を解決するのは難しいとしても、
まずは家族の思いを共有すること。

 

少しでもみんなが楽しめるようにするために、
互いに歩み寄る思いやりが必要です。

ありがち!家に関するこんな不満

我が家でも、「もしマイホームを建てるなら」という想定の下に
夫と今の家に対する不満を出し合ってみました。

 

私が最も気になっているのは、子供にキッチンを荒らされること。
LDKタイプの間取りなのでキッチンとリビングの距離が近く、
子供が自由にキッチンに出入りするので
イタズラが気になって料理に集中できないことがあるのです。
揚げ物も気軽にできませんし・・・。

 

しかし、夫目線で見ると、それが逆に安心なんだとか。
夫の実家はキッチンとリビングが離れていたので、
母親が料理をしている時は
「放っておかれているようで寂しかった」というのです。

 

その点、LDKだと母子の距離が近いので、
子供の情操にはプラスの作用があるのではないかと・・・。

 

なるほど、キッチンの配置一つ取ってみても
家族の感じ方は違うものですね。

 

また、私と娘のお気に入りのゆったりソファーも、
夫にしてみれば「大き過ぎて邪魔」。

 

ホコリが目立って気になるな・・・と思っていたフローリングの色も
夫にとっては「シックで落ち着いた雰囲気なのがイイ」。

 

不満点を出し合ってみると、
共通点よりは正反対の部分が多いことに気づきました。

 

また、家相や風水を気にする私に対して、
夫は全くの無関心!
ここまで価値観が違うと、なんだか笑えてきますが・・・。

 

みなさんも、せっかくの機会ですから一度ご夫婦で
「不満出し合い大会」を開催してみてはいかがでしょうか。

 

改めて、違った環境で育った人間同士が
一つ屋根の下で暮らすことの難しさ、面倒くささ、
逆に面白さも再発見できるはずです!