夫が家事・育児を手伝いたくなる家とは?

「イクメン」「イケダン」という言葉が市民権を得ている昨今ですが、
それでも日本男性が家事・育児に関わる時間は平均約1時間/日。
(※6歳未満の子供を持つ世帯を対象とした調査です。)

 

そのうち、育児となると約30分だそうですよ・・・。

 

確かに、我が家のイクメンも、
平日の家事・育児参加時間はほんの数分。
子供が寝た後に帰って来て、
朝も子供より先に家を出るわけですから、
平日は全く戦力になりません。

 

まあ、なんだかんだ言ってもこれが日本の現実か。
そんなものだろう。

 

・・・と割り切っていましたが、同じ会社の同じ部署内でも
「家族のために」と残業を早々に切り上げて
さっさと帰宅する男性もいますよね。

 

ルーチンのように残業するか、
はたまた早く帰って家族との時間を大切にするか。

 

本人の意識次第で、実はどうにでもコントロールできるのです。
(もちろん、業種や職種によってはその限りではありませんが、
たいていのサラリーマンは本人がその気になれば
どうにか早く帰宅することは可能なのではないでしょうか?)

 

ただ、だからといって「なんで早く帰って来ないのよ!」
と旦那様を一方的に責めることはできません。

 

早く帰りたいという気持ちにならないのは、
「家」になにかしら問題がある可能性もあるからです。

 

家相もその原因の一つ。

 

夫婦仲が険悪な場合は、例えば玄関やリビングが暗かったり
家の中が散らかし放題で荒れていたり、
寝室のシーツをろくに洗濯していない、空気を入れ替えていない
・・・といった原因が考えられます。

 

もっと家事や育児に協力して欲しい!
家族と過ごす時間を大切にして欲しい!

 

そう思うのであれば、まずは自分から動くことが大事。

 

家の中がキレイに片付いていれば、
旦那様にもお子さんにも自然と
「散らかしたら悪いな」という気持ちが生まれてくるはずです。

 

掃除用品などを奥さんだけが知っている場所にしまい込むのではなく
旦那様やお子さんが気軽に取り出してサッと掃除できるような
「目のつく場所」に収納するように心がけましょう。

 

また、間取りとしてはリビング・ダイニング・キッチン一続きになった、
いわゆるLDKタイプのほうが男性の“やる気スイッチ”を刺激しやすいようです。

 

(妻や子供が食事の準備や片づけで忙しく動いているのを見て
「俺も何かしなくちゃな」という気分になる男性が多いそうです。)

ちょっとした時間の余裕で妻が激変!

これからマイホームを建てる予定だ、
というご夫婦も多いかと思います。

 

やや冷え始めた夫婦仲を以前のように温かなものにするには、
「奥様目線での間取り」を考えることをオススメします!

 

「え、なんでヨメにそんなに気を使わなくちゃいけないわけ?」

 

と思った旦那様。

 

家事や育児をほぼ一人でこなす奥様にとっては、
「家」=「職場」のようなもの。
職場環境が労働者のパフォーマンスを左右するように、
住宅環境は家事・育児のモチベーションに影響を与えます。

 

「子供たちの様子を見ながら料理ができると安心だ」
という奥様なら
キッチンのレイアウトはオープンな対面式が良いでしょうし、
逆に「料理に集中したい」「家族であっても仕事の邪魔をされたくない」
というタイプならクローズタイプのスタンダードなI型が適しています。

 

キッチン収納ひとつ取ってみても、
奥様にとって使いやすい高さ、レイアウト、デザインがあるはず。

 

キッチンと洗濯機の位置関係も、家事の効率を左右するポイントです。

 

奥様も外に働きに出ているお宅なら、
天気を気にせず洗濯物を乾せるサンルームがあると便利ですね!
ガラス窓で囲われていれば、家相的にも問題ありませんし、
テーブルセットを置けばちょっとしたテラスとしても活用できます。

 

このように、基本的には、家にいる時間が長い人、
そしてメインで家事労働を担う人の目線になって間取りを考えることが
結果的に夫婦仲を温め直すことにつながるのです。

 

幸せな家造りを実現するには、家相の良し悪しに加えて

 

「パートナーの目線になって考えること」

 

も大切なポイントですね。

「二人時間」を楽しむための工夫

日々の生活に追われていると、
夫婦でホッとくつろぐ時間はなかなか作れないものです。

 

まだ手のかかる小さなお子さんがいるご家庭だと
なおさらのことでしょう。

 

しかし、やがて子供が巣立てばまた夫婦二人の暮らしです。
長い間、正面から向き合うことを避けていると、
人生の後半になってから
お互いに窮屈な毎日を過ごすことになってしまいます。

 

そこで提案!
これからマイホームを建てる方は、家相に加えて
「夫婦のコミュニケーションを活性化できる家」
をちょっと意識してプランニングしてみましょう。

 

例えば、キッチンをカウンター形式にして、
夜はそこで一緒にお酒を楽しむ。

 

テラスやウッドデッキ、バルコニーにテーブルセットを置いて
たまには二人でカフェ・デート気分を演出。

 

子供が寝た後は、広いリビングのゆったりソファーに座って映画鑑賞。

 

本が好きなご夫婦なら、書籍を集めた図書館スペースを設けて
二人でのんびり読書を楽しむというのはいかが?

 

・・・等々、夫婦で自然に会話が生まれる空間、
楽しめる空間づくりを二人で考えてみましょう。

 

 

ココロの距離を縮めるには、
まずは開いてしまった物理的な距離を縮めることから!

 

キッチンとリビングの距離を近くするだけでも、
夫婦の物理的な距離、ココロの溝は埋まりますよ。

 

 

逆に、夫婦がお互いに一人の時間を楽しめる空間も必要です。
マイホームを建てるなら、個別の部屋を確保しましょう。
ウォークインクローゼット程度の小部屋でも、
「自分の城」があるというのは気持ちにゆとりを与えます。