理想的な建物の「構え」

みなさん、「家の形」を意識して
ご近所を散策してみたことはあるでしょうか?

 

たいていは長方形や正方形ですが、
中には不思議な凸凹があったり三角形だったり・・・。
使える土地の面積が限られている都市部となれば
なおさらでしょう。

 

しかし、家相の考え方としては、

 

家の「構え=形状」はシンプルな長方形or正方形が理想的

 

とされています。

 

一辺の1/3以下の出っ張り=「張り」がある場合は「吉」となりますが
それ以外の凹凸は「欠け」のある家とみなされ

 

運気にも「欠け」が出てしまう=縁起が悪い

 

と考えられているのです。

 

また、構造上の強度の面でも、長方形や正方形の家のほうが、
重心が安定しているので安心感がありますよね。

 

でも、正方形の家はシンプル過ぎてつまらない!
・・・そんな声も聞こえてきそうですが、最近は、
そのコロンとしたシルエットを活かしたスタイリッシュな家が
若い世代を中心に人気を集めているようです。

視覚的なメリハリのある間取り

家相的には何の問題もないけれど、
シンプル過ぎて面白味がない!

 

ともすればそんな不満を持たれるであろう正方形の家。
しかし、施工事例を見てみると、最近は遊びゴコロを感じさせる
センスの光る住宅が話題を呼んでいますよ。

 

例えば、「Casa Cube」

 

窓もなく、一見、ただの四角い「箱」。
「コレ、本当に家なの!?」
と思ってしまうほど、生活感を全く感じさせません

 

しかし、実際は表から見えないところに天窓があり、
吹き抜けの効果も手伝って内部は広々!

 

1階の半分は広〜いリビング・ダイニング、
もう半分は水回りに使うというシンプルな間取りになっています。

 

2階部分はホール+個室2つというシンプルな設計。
パーティションなどを使えば臨機応変に部屋を仕切ることができますので
小さなお子さんがいるファミリー世帯にも人気です。

 

正方形タイプの家は、シンプルな分、
アイデア次第で個性を表現できるという点が魅力的。

 

中には、1階のリビング部分に高さ1mほどのスキップフロアを設け
そこをセカンドリビングとして使っているお宅もあります。

 

スキップフロアの下の部分は収納スペースとしても使えますし、
視覚的なメリハリができて面白い!
それでいて、家族とのつながりを常に感じていられますので

 

「つかず、離れず、別のことを楽しみたい」

 

という時に重宝するスペースですね。

リビングを独立させることのメリット

正方形の家の事例を色々と検索してみましたが、
やはり「Casa Cube」のモデルタイプのように
1階の半分をリビング・ダイニング・キッチンにしている
というケースが多いですね。

 

ただ、それだと急なお客様があった時に困りませんか!?
料理や食事の後の片づけが終わっていないと、
もう、バタバタです!

 

しかし、リビングの空間がキッチンやダイニングから独立していれば
それほど慌てることなくお客様をお通しできますよね。

 

また、食事中にダラダラとテレビを見てしまう
ということも減って、生活にメリハリを付けられる
というメリットもあります。

 

料理のニオイがこもってしまうというデメリットも解消!
水道の音を気にせずにTVや読書に集中できますね。

 

家相的に見ても、独立したリビングを設けることには
特に問題はありません。

 

「LDKは幸せな家族の象徴」
といった風潮があるような気がしますが、
幸せの形は人それぞれ。

 

むしろ、家族とべったり一緒の空間で料理をするのは
奥様にとって大きなストレスになっているかもしれません。
本音は、「誰にも邪魔されずに、料理に集中したい」
と思っている奥様も多いのではないでしょうか?