心を豊かにする!ピアノのある暮らし

今となっては、小学校入学前から
「ピアノだ」「英語だ」「バレエだ」
と習い事に通う子供は珍しくありませんが
私が子供だった頃は、小学生でも習い事をしている子は少数。
(ド田舎だったということもありますが・・・。)

 

そんな中、私は3歳からピアノ教室に通っていました。

 

父も母もそれほど音楽に思い入れがあるようには思えませんでしたし、
3歳の私が「ピアノを習いたい!」と強く希望したとは考えにくい。
一体、なんで私は音楽教室に通っているんだろう?
・・・そんな気持ちで、ズルズルと高校まで習い続けました。

 

結果的には、楽譜が読めたおかげで音楽の成績は良かったですし
吹奏楽部に入って充実した学生生活を送れたので
まあ、親には感謝しているのですが・・・。

 

成人してから、ふと当時のことを思い出して
父に「なんで私にピアノを習わせたのか」理由を尋ねてみたところ、
答えは

 

「幸せな家庭の象徴のように思えたから」

 

とのこと。
早くに父親を亡くして苦労してきた父にとっては、
「仕事から帰ってきたら、娘が引くピアノの音が聞こえる」
という生活が長年の夢だったようです。

 

ピアノは数十万、数百万円オーダーの高価な買い物ですから
文句ナシに「豊かさ」を象徴するアイテム。
家の前を通りがかった時にピアノの音が聞こえてくると、
「裕福なんだな」「金銭的にも心理的にも余裕があるんだな」と感じます。

 

風水や家相でも、美しい「音」は家の中の運気を活性化させ
外から良い運気を呼び込む作用があると考えられています。

 

ただ、場合によっては騒音問題につながることもありますので、
防音対策は抜かりなく行う必要がありますね。

 

そこで疑問!
ピアノ専用の独立した部屋を設けたほうが良いのか、
それともリビングの傍らに置く程度でもOKなのか?
家相的に見て理想的なのはどちらなのでしょうか。

 

また、家の中心から見てどの方位に置けば「吉相」になるの?

ピアノはどこに置くのが正解?

風水では、

 

「音が鳴るものは東の方位に置くべし」

 

とされていますよね。
東は発展運や成長運を司る方位であり、
美しい音が鳴る物を配することによって運気が活性化します。

 

また、良い音色につられて良縁(恋愛に限らず、幅広い意味で)が
舞い込んでくるとも言われています。

 

家相学も風水と考え方はほぼ同じで、
ピアノを置くならば東の正中エリアがオススメ。
さらに、将来的にプロの道を志すのであれば
芸術系の運気を司る「南」に置くと良いでしょう。

 

また、リビングの一画にレイアウトするよりは、
ピアノ専用として個別に部屋を設けるべし!

 

リビングにピアノを置いて防音対策を施しているお宅も多いですが、
防音対策をするということは部屋の気密性が上がるということ。
自然な“気”の流れが妨げられてしまいますので、
家相的に見るとあまり好ましいことではないのです。

地下に防音室。家相的にはどう?

都会の狭小住宅では、敷地面積の都合上、
ピアノ専用の部屋を設けるのが難しいケースも多いことでしょう。

 

そこで、地下室に防音室を作って、
そこをピアノ専用ルームとする案もあります。

 

確かに、地下室は土の中に埋まっている状態ですから、
防音効果はかなり期待できますよね。

 

しかし、家相学の観点から見ると、

 

採光や通風の面で難点の多い地下室は
それ自体が「凶」とみなされてしまいます。

 

ですから、「地下のピアノ室」はあまりオススメできません。

 

完全に地下に埋まっているわけではない「半地下」や
ドライエリアなどの開口部が設けられている地下室であれば
家相上の弱点も克服できるという見方もありますが
万が一の漏水などがあれば補修費用も高くつきますよ。

 

なにより、地下の“陰気”に長くさらされるのは
心理的にダメージが大きい!

 

凶のエネルギーをまともに受け取ってしまうと、
明確な原因もなく気持ちが沈みがちになったり
物事に対してやる気がなくなったり・・・と、
せっかくの趣味も楽しめなくなってしまいます。

 

ピアノを楽しい気持ちで長く続けるには、
地下室の防音室はできる限り避けたほうが良さそうですね。