何が「最高か」は一概には言えない

家相や風水には細かいルールがあり過ぎてよくわからない!
とにかく、

 

「こういう家だったら間違いないですよ」

 

という最高の間取りを示して欲しい。

 

・・・これ、おそらくみなさんの本音ですよね。

 

しかし、残念ながら

 

万人にとっての「最高の間取り」は存在しません。

 

なぜなら、家相には個人の「気」も影響しているからです。
天の気と地の気、そして人の気。
この3つのバランスが取れた間取りを追求しなければならないのです。

 

その家に住む家族の生年月日を加味して
各部屋の方位や配置を決めなければならないため、
Aさん宅にとって最高の間取りが
Bさん宅にとっても最高とは限らないわけです。

 

「家族の十二支にあたる方位に水回り設備を作るのは良くない」
といった制約がありますので、家相や風水にとことんこだわると
間取りの自由度は意外と低めなんですよね。

とにもかくにも玄関は重要!

「これが最高の間取りです!」
というモデルケースは示せないまでも、
運気を上げる上で玄関の配置やデザインが
重要であることは間違いありません。

 

「家族の十二支方位に玄関を配置するのは凶」
と言われていますが、
一般的には「玄関は明るいほうが良い」とされていますので
玄関は東〜南東〜南に配置しているお宅が多いですよね。

 

東から昇った太陽が
徐々にそのエネルギーを強めていく方位。
家相や風水では、「活動的な力があふれている」ということで
この方位に玄関を設置すると
ポジティブな運気を取り入れられると考えるのです。

 

どんな間取りであっても、
とにかく玄関が明るく風通しが良いお宅は
あらゆる面で良い運気に恵まれるでしょう。

 

玄関の一部が家族の十二支方位や鬼門・裏鬼門にかかる場合は
玄関全体の面積の1/3に抑えられるように設計しましょう。

 

また、良いエネルギーを効果的に増やすためには、
玄関に「張り」を作ることが有効です。

 

家相では、玄関は「外気を家の中に取り入れる“収気”の場」ですから
その面積を大きくすることで幸運を多く呼び込むことができます。

「最高の間取り」にこだわり過ぎることの弊害

何をもって「最高の間取り」とするのか?
その定義は非常に難しいのですが・・・

 

  • 吉方位に日当たりや通風の良い玄関を設け、

    凶方位(+家の中心部)を避けて水回りの設備を設ける。

  •  

  • 全体として採光に恵まれていて明るく、空気の流れがスムーズで気持ち良い。

 

この2点を押さえておけば、大きな失敗はないでしょう。

 

とかく「家相的に見て大吉となる家を!」と追い求めがちですが、
あまり「最高の間取り」にこだわり過ぎるのも良くないそうですよ。

 

ガンの治療のために・・・と抗がん剤を使ったために
体力が落ちて寿命を縮めてしまうことがあるように、
良過ぎる家相もまた私たちの運気に副作用をもたらすことがあります。

 

あまりに完璧過ぎる人と一緒にいると、変に緊張して
息が詰まるような感覚を覚えるのと同じように、
理論的に完璧な家相の家もまた、リラックスできないものです。

 

家相とは、今の時点でのあなたの状態を表すもの

 

とも考えられますので、
あまり理想を追いすぎるのも考えもの。

 

最低限、押さえるべき要所だけをチェックしておき、
あとは日々のお掃除で常に家の中を美しく整理整頓すること!
それだけでも、大きな災厄は避けられるものですよ。

 

なにごとも、「身の丈」を意識することが大切だということです。