家を建ててこそ一人前?

「そろそろ、家を建てたら?」

 

「賃貸暮らしなんて、半人前だぞ。俺は30の時には家を建てた!」

 

結婚し、ある程度の年齢になると、
周囲の人にこんな言葉を掛けられる機会も多くなるでしょう。

 

実際、私たち夫婦も帰省する度に言われます。

 

仕事柄、海外への転勤もないわけではないですし、
そもそもマイホームを建てることに対してあまり興味がない私たち。
賃貸のほうが、「なにかあったら引っ越せば良い」と思える分だけ気楽です。
正直、「放っておいて!」という気持ちなんです。

 

おそらく、私たちのように
周囲の声を煩わしいと思っている方は多いのでは?

 

持ち家か、賃貸か。

 

それはそんなに重要なことなのでしょうか。
賃貸であっても、家相的に見て大きな問題のない住まいであれば
運勢にも特に支障はないのでは・・・と思うのです。

 

独身でいれば「結婚はまだ?」と急かされ、
結婚すれば「子供はまだ?」と聞かれる。
子供が生まれれば「マイホームを建てないのか」と・・・。

 

どうやら世間一般では
「結婚して、子供が生まれて、家を建てたら一人前」
という価値観が定着しているようですね。

賃貸でも、家相に大きな問題がなければ大丈夫!

確かに賃貸物件は、
どれだけ高い家賃を支払い続けても後には何も残りません。
それなら、同じ金額で持ち家を買ったほうがオトク感はありますよね。

 

しかし、持ち家は建築費用を支払っておしまい!ではありません。
ローンには利子もついてきますし、
その家に住み続ける限り、
固定資産税を支払い続ける必要があります。

 

それに、思わぬ災害で一瞬にして家を失うことだってありますよね。

 

汗水垂らして働いて、ようやく手に入れた持ち家が一晩で・・・
私だったらきっと、「命が助かって良かった」なんて
前向きには考えられないと思います。

 

また、もし家相や地相に大きな問題があったとして、
心身に不調を感じるようなことが起こった場合、
賃貸ならすぐに引っ越して仕切り直すことができますよね。

 

しかし、持ち家だとそうもいきません。
リフォームするにも多額の費用がかかるでしょう。
賃貸のように、「次、探せば良いか」と割り切ることもできません。

 

このように、賃貸/持ち家のそれぞれに
メリット・デメリットがありますので
「どちらが良い」とは一概には言えません。
その人の価値観次第ということです。

 

実際、私は結婚して子供が生まれた今も賃貸住まいですし
これから持ち家になる予定もありませんが、
それが原因で「不幸だ」「ツイてない」と感じたことはありません!

 

夫も、会社では能力に見合ったポジションと収入を得ていますし、
今のところ大きな病気やケガもしていません。

 

これから数年先がどうなるのか?は誰にもわかりませんが、
「持ち家じゃないから半人前」
という考え方は何の根拠もない古い考え方だと思います。

大事なのは「住居への愛」

ただ、賃貸でも物件を選ぶ際には慎重になったほうが良いですね。

 

いつでも引っ越せるとはいえ、
引っ越しには数万円、数十万円の費用が発生します。
無駄な出費や労力をカットするためにも、
家相学の基本を元に、
最初から難のない物件を選びたいところです。

 

私の経験からアドバイスしたいことは、

 

「築年数と見た目のバランスを見極める」

 

ということ。
同じ築年数の賃貸物件でも、
大家さんの手の掛け方次第で劣化の程度は全然違います!

 

例えば、私が今住んでいる物件は大家さんが非常にマメな方で
かなりの頻度で共用スペースがメンテナンスされていますので
クモの巣一つかかりません。

 

一方で、以前借りていた物件は大家さんが遠方の方だったために
管理は不動産会社任せ。
ほとんど手入れされず、外壁はチョーキング。
(塗装が劣化して白い粉が浮き出てくることです。)

 

自転車置き場には古い自転車が何台も放置されていましたし、
雨水の排水ダクトもしょっちゅう詰まっていました。

 

賃貸に関しては、住む人だけではなく

 

その物件の持ち主の意識が家相に多大な影響を与えます。

 

その点を考慮の上で、良い物件を見極めることが大切です。

 

マンションの物件選びのポイントについては
物件選びは要注意!マンションの家相 でも解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。

 

さらにもう一つ。
賃貸住まいの方に意識的に実践していただきたいことがあります。
それは、

 

「自分の住まいを愛すること」

 

賃貸は“借り物”ですから、持ち家に比べると
どうしても家への愛が希薄になりやすいもの。
「まあ、どうせ賃貸だから」
そんな気持ちで、お手入れを怠ってはいないでしょうか?

 

自分の好きなようにカスタマイズできる範囲には限りがありますが、
それでも、その家を「自分仕様」に色付けして愛すること。
実はそれが、家相よりも大事なことなんですよ。

 

特に気を付けたいのは、玄関ですね。

 

賃貸だと表札を出さないお宅も多いですが、
それだと、どこが誰の家だかさっぱりわからず、
せっかくやってきた幸運さんも戸惑ってしまいます。

 

同じデザインの玄関ドアが並ぶ賃貸物件だからこそ、
せめてWELCOMEプレートを出してみてはいかでしょうか。
それだけでも、幸運さんへのアピール度は変わってきます!

 

最近はオシャレなプレートが豊富に出回っていますので、
玄関のコーディネートもテーマを決めて楽しみましょう!

 

例えばこんなWELCOMEプレートはいかが?
なんだか良いことがありそう!
そんなワクワクした気分にさせてくれるプレートです。

 

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