「お祓いで家相を改善する」って“アリ”なの?
「厄年だからお祓いに行ってきた」という話はよく聞きますよね。
「お祓い」とは簡単に言うと、
「災厄をもたらす原因になるものを取り除くこと」
です。
・・・といっても、その「原因」は目に見えません。
厄年だからといって、その人の肩に
誰の目にも見える“何か”が見えるわけではありませんよね?
(特殊な能力を持つ人には見えてしまうようですが)
ですから、ある意味では“気休め”なのですが・・・。
そんなことを言い始めたら、神様だって目には見えません。
それでも私たちは、無宗教者であっても
心のどこかで神様の存在を信じているでしょうし、
実際、人間の目に見えないからといって
「いない」と言い切ることはできない存在です。
お祓いも決して無駄な行為ではないはず。
そもそも、新道の宗教行為の一つですから、
「神」の存在と密接に結び付いた儀式なのです。
家相に難があった場合でも、
「災厄を取り除くためにお祓いをしてもらう」
というのはよくあるケースのよう。
「100%、完全に吉相の家」はおそらく存在しませんから、
どんな家でも何かしら家相上の弱点を持っているもの。
また、凶相であることが判明したとしても
そう簡単に家を建て直すことなんてできませんよね。
だからこそ、お祓いを受けて災厄をもたらす神を沈め、
「凶を吉に転じよう」
と祈願するのです。
こっちが正解?お祓いにはこんな意味もある!
最近は、それなりの規模の神社であれば
公式ホームページを開設しています。
試しに、お近くの神社のHPを開いてみてください。
多くの神社が、家相に関する相談を受付けています。
「家を建ててから家族が病気がちになった」
「原因不明の体調不良に悩まされている」
「引っ越しをしたら、家族仲が悪くなった」
こんなトラブルを抱えているなら、一度、
神社に相談してお祓いを受けてみることをオススメします。
ちなみに、「お祓い」には、単純に「悪いものを取り払う」だけではなく
もっと違った意味もあるようです。
「は」には「生まれる」という意味があり、
(「はは=母」で、物事を生み出す象徴になる)
「ら」には「〜達」という意味があります。
そして、「い」は命。
つまり、
「はらい = 命がたくさん生まれる」
ということ。
お祓いを受けることによって、
不浄なもの(穢れ)を新しい力に変える、
「自分を生まれ変わらせる」という意味になるのだそうです。
「悪いものを除ける」という意味だとマイナスなイメージですが、
(除けた物はどこに消えるんだ?という点も疑問ですし)
「生まれ変わる儀式だ」というのは非常に前向きな発想ですね!
大事なのは「気持ち」
前述した「お祓いの本当の意味」にも通じるところですが、
お祓いを受ける際に何より大事なのは「気持ち」です。
「家相が悪かったけど、お祓いしたからもう大丈夫」
と安心するのではなく、
「日々健康でいられること」「今日も無事に過ごせたこと」に
感謝する気持ちを持ち続けることが大事です。
また、「このお祓いで私たちは生まれ変わったんだ」
という前向きなイメージを持つことも開運のポイントですね。
悪いことが続いていると、それがいつまでも続くのではないかと
終わりの見えないトンネルを歩いているような
絶望的な気持ちになったりしますが、そこから抜け出すには
自分の中のボルテージを自ら高めていく必要があります。
それは他の誰にもできないことですが、
お祓いという儀式が一つの良いきっかけになる可能性は
十分に考えられますよ。
たとえ不運が家相のせいではなかったとしても、
お祓いを受けることで自分自身の気持が前向きになり、
仕事やプライベートでポジティブな変化につながるなら
それに越したことはありませんよね。
うまくいかないことを、なんでもかんでも
家相のせいにしていつまでも嘆いているなら、
自分の気持ちをリセットする意味でも
お祓いを受けてみてはいかがでしょうか。