「できることなら地下室は作りたくない」が本音
都会の狭小地だと、
「限られた面積をどれだけ有効に使うか?」
が一つの勝負!
地下室の建築を視野に入れて考えている方も多いことでしょう。
音楽や映画の趣味がある方だと、
防音対策として地下室に楽器の練習スペースを設けたり
シアタールームを作ったり・・・といった活用法もありますよね。
しかし、家相に詳しい建築の専門家から言わせると、
「できれば地下室は作りたくない」というのが本音なのだとか。
地下室を作るということは、
本来は家の土台があるべき場所に部屋があるということ。
大地から受け取るエネルギーを大切にする
というのが家相学の基本ですから、
その考え方に反した家づくりをすることになってしまうわけです。
結果的に、運気を低迷させることにつながります。
特に、心身の健康運に与える悪影響が大きいと言われていますよ。
このように、ハッキリ言えば、家相と地下室の相性は悪い。
それでも作る!というなら、
どんな工夫をすればデメリットを克服することができるのでしょうか。
地下室の問題点とは?
まずは、地下室にありがちな問題点を整理してみましょう。
土の中に部屋を作るわけですから、
普通に考えれば窓もなく、採光や通風の面で難あり!
自然の光と風を適度に取り入れ、
機械に頼ることなく快適な空間を作るというのが
家相学的に見た「理想の住まい」ですから、
光も風も入らない地下室はやはり「凶相」ということになりますね。
言うまでもなく、雨水は土に吸収されます。
ゆえに、地下室は漏水のトラブルに悩まされるケースが多いのだとか。
「大雨で、地下室が水浸しになった」
なんてことになったら、水を汲み上げるにも費用がかかります。
また、地中には水道管も走っていますので、
「水道管が破損して地下室が水浸し」
なんてトラブルも少なくないそうですよ。
地下室で過ごすということは、土の中で過ごすということ。
日の光の当たらない“陰”の環境に身を置くわけですから、
気分が沈みがちになってやる気が出なくなることがあります。
また、地下室で寝起きしていると朝日を浴びることができませんので
体内リズムに狂いが生じて体調を崩す可能性もあります。
地下室のデメリットを克服するには?
このように、家相学を重視して家を建てるのであれば
地下室は作らないほうが良いでしょう。
ただ、敷地面積や間取りの都合でどうしても・・・
という場合は、
半地下という選択肢もあります。
簡単に言うと、部屋が完全に土の中に埋まっているわけではなく
部屋の上部約1mが地上に面しているような構造です。
これなら、採光や通風に関するデメリットは緩和されますよね。
また、地下室(もしくは半地下)部分の外壁を囲むような形で
土を掘り下げた「ドライエリア」を設けるケースも多いです。
地下室部分と土の間にスペースが空くわけですから、
そこから光や風を取り入れることができます。
ただ、そうはいっても地上階に比べれば
やはり採光や通風の面では劣るわけで・・・。
家相的に見れば、地場の影響が強く表れる場所。
元々、地上で生活している私たち人間にとっては、
身を置くには適さない環境です。
特に、地下室に寝室を設けるのは絶対にやめましょう。
土の中の“陰”の気の影響を強く受けますので、
眠っても疲れが取れず心身がどんどん疲弊していくのは目に見えています!
やむを得ず居室を設ける場合は、
観葉植物を置いて“気”のバランスを整えるようにしましょう。