新築は気力、体力勝負!
家を新築するに当たっては、
ハウスメーカー選びに土地選び、各種プランニング、
ローンその他手続き、2度に渡る引っ越し、その手続き、
ご近所へのご挨拶まわり・・・と、なにかと大忙し!
気力と体力を消耗する一大イベントですから、
家長はもちろんのこと、家族みんなが
心身ともに健康な時期に建てるのが理想的です。
「体調がすぐれない時期、ツイていない時期だからこそ
家相の良い家を新築することによって
家庭の中に新しい空気を吹き込みたい。」
という方もいらっしゃるでしょう。
確かに、新築することで家庭内の運気が変わることはありますが
逆に状況を悪化させるリスクをはらんでいることを忘れてはいけません。
新築の時期については、
間取りや家相を考える以上に慎重になったほうが良さそうです。
新築を避けるべき時期とは
では、家を新築する時期は具体的にいつが理想的なのでしょうか。
これについては、「新築を避けるべき時期」から考えて
消去法で絞り込んでいったほうが良さそうです。
まずは、家族みんなが元気で家族仲が安定していること。
これは最低条件でしょう。
その上で、家族の誰かが厄年に当たっている年は避けます。
古くから、厄年は「よくないことが起こる年」と言われており、
どんなことに対しても慎み深くふるまうべき年とされています。
家を新築するというのは、人目を引く行為ですよね。
ですから、できればそういった目立つことはしないほうが良い、
ということなんですね。
特に、家長の本厄の時は絶対に新築してはいけません!
男性なら数え歳の42歳、女性なら33歳の
「大厄」の時が最も危険なのだとか。
もともとは「大きな役(大役)を与えられる年頃」
ということで、出世開運のチャンスとも言える年齢なのですが、
その分だけ無理をしてしまいやすく
大きな失敗や災難に見舞われるリスクも高くなります。
だからこそ、周囲への感謝の気持ちや謙虚さを忘れてはいけないよ、
調子に乗ってはいけないよ、という訓戒を込めて
「厄年」とされているのです。
前後1年間の「前厄」「後厄」を含め
合計3年は新築を避けるべしとされていますので・・・
「父親が大黒柱」というごく一般的なご家庭の場合は
家長たる男性が40歳前後の年は
新築すべきではない
ということになりますよね?
ところが、住宅金融公庫の調査によれば、
マイホームを新築した人の平均年齢は40歳前後なんだとか。
これから建てるみなさん、
家相だけではなく「時期」も要注意ですよ!
人生の大半は厄年!?
自分の前厄、本厄、後厄。
そしてパートナーの前厄、本厄、後厄。
さらには子供の前厄、本厄、後厄・・・と考えていくと
家庭を持ってからの人生はほとんどが厄年で
「いったいいつ新築したら良いんだ!」
という状態になりかねません。
今建てたいのに、理想的な時期は5年先、10年先・・・なんてことも。
ですから、
いつ新築しても何かしらのリスクはある
と腹をくくったほうが良いのかもしれません。
いくつかの家相の書籍を調べた結果、
「最低限、この時期だけは避けるべき」
と言えるのは以下の通りであることがわかりました。
★同居している家族に病人がいる
★同居している家族が亡くなった
★家長が大厄の年に当たっている(前後1年を含む)
家相を専門に学んでいる建築家だと、
この3つに該当する時期は新築の依頼を受付けないとのことです。
逆に言えば、この他の時期であれば
新築を諦めるほどの災厄はないということ。
ある程度は柔軟に考えて時期を決めてもOKだということですね。
ただし、どんな時期の新築であっても
慎重に行動するに越したことはありません!