変形地でも基本は一緒!

例えば三角地のような変形地に家を建てる場合、
その敷地を有効に使おうとすると
ともすれば凹凸の多い家になりがちです。

 

しかし、

 

「建物は凹凸が少ないほうが良い」

 

というのが家相学の基本。
シンプルな「四角形に近い家」が理想的です。

 

凹凸の多い家は構造的に強度が弱いので、
万が一の大災害の時に家族を守ることができません。

 

また、死角もできやすいので、
泥棒に狙われやすいという防犯上の弱点もあるのです。

 

変形地の場合、「鋭角部分のスペースがもったいないから」
と、もう一部屋作ろうか・・・と検討される方も多いですが、
ここは空けておいて、ガーデニングや趣味を楽しむスペースにしましょう。

防犯カメラで不審者を威嚇!

変形地の敷地は死角ができやすく
不審者が忍び込んでも気づきにくいというデメリットがあります。
特に、いわゆる「旗竿型(はたざおがた)」の家は
泥棒が侵入しやすいので注意が必要です。

 

この家相上の弱点を克服するために提案したいのは、
「防犯カメラの設置」。
玄関やアプローチ、開口部(窓やドア、換気口など家の一部が開放された部分)に
“外側から見えるように”取り付けておくのがポイントです。

 

こうすることによって、
「うちは防犯意識が高い家です!」
「そう簡単には入れませんよ!」
と、不審者に対してアピールすることができます。

デッドスペースを有効活用しよう

変形地の場合は(例:三角形の鋭角部分など)
一見「無駄」「使い道がない」と思われるような
デッドスペースができやすいものです。

 

しかし、例えば坪庭などの緩衝空間を作ったり
パイプスペースとして活用することもできます。

 

パイプスペースとは?

キッチンやトイレなど、水回り設備の給排水管を納める場所。

傾斜している土地の活用法

変形地に加えて、「土地の傾斜」も
家相の良し悪しを左右するポイントです。

 

例えば、西側が低い土地に建つ家は
西日が入りやすいというデメリットがあります。
この場合は、西側の窓を小さく作ったり、
ブラインドや遮熱ガラスでの西日対策が必須です。

 

一方、北側が低い土地だと冬場は北風が入り込みやすいですよね。
断熱性の高い窓やドアを選ぶ、
サッシは二重(地域によっては三重)にするなどの対策が必要です。

 

さらに凶の要素が強いのは、
周囲よりも低い土地に建てられた家!

 

湿気が溜まりやすく家が傷みやすいので、
極力、こういった土地は避けたほうが良いのですが、
やむを得ず家を建てる場合は
床下の換気をしっかり行える仕組みが必要です。

 

ローコストで建てようと思わず、
そのような換気システムに強いハウスメーカーを選ぶことをオススメします。

 

全体的に言えることですが、

 

変形地に家を建てる場合は「ローコスト」にこだわらないこと!

 

土地に弱点があるわけですから、せめて、
その上に建てる家は難の少ない建物にしたいところです。

 

土地も建物も突っ込みどころ満載!の家では、
ほんの数年でまた建て替えることになるかもしれませんよ?
それではかえって、お金の無駄!
ローコストのはずが、かえって高くついた・・・なんてことになるのは
バカバカしいですよね。

 

コストやデザイン重視ではなく、
構造面にしっかりお金をかけてくれるメーカー、
そして家相にも詳しいメーカーを選ぶことをオススメします。