「凶相の影響が出やすい」と言われる理由
みなさん、お風呂はお好きですか?
私は好きです。
スーパー銭湯にもよく行きますが、
特に週末は家族連れ客でごったがえしていますよね。
ぬるめのお風呂にのんびり浸かっているおばあちゃん、
炭酸泉の露天風呂でバラエティ番組を見ている主婦層、
プールと誤解しているのか、
キャッキャとはしゃぎまわる子供たち。
あの様子を見る度に、
「ああ、日本人はやっぱりお風呂好きな人が多いんだな」
と感じます。
だからこそ、家作りにおいてお風呂の家相は超・重要!
無防備な姿になる場所だからこそ、
凶相の影響も受けやすいんですよ。
もともと、「火」と「水」という
五行で相性の悪い組み合わせの物が同居する場所ですから
ただでさえ“気”のバランスが崩れやすい!
その上、私たちの“汚れ”を落とす場所ですから、
穢れたものが溜まりやすいのです。
また、水は滞ることによって腐敗が始まります。
お風呂の浴槽のように「水を溜める」という行為は
それだけでもネガティブな意味を持っていますし、
さらにそこに家族の汚れ(汗、垢)が溜まっていく・・・
腐敗が始まった水から立ち上った蒸気が家中に漂う。
そんな様子を想像してみると、気持ちが良いものではありません。
そう考えれば、お風呂が凶相になりやすいというのも合点がいきます。
★お風呂のお湯は、必要以上にためておかずに家族の入浴が終わったらすぐに流す!
★バスルームにたまった湿気もすぐに排気する!
方位の問題以上に、この2つを心掛けることが大事です。
こんなお風呂にご注意!
家相上、お風呂の作り方にはいくつもの注意ポイントがあります。
まずは方位。
家の中心から見て、以下の方位は避けるべしとされています。
- 子(北)
- 鬼門(北東)
- 裏鬼門(南西)
- 家族の十二支方位
- 巽(南東の中心)
- 乾(北西の中心)
「えっ、そんなにたくさん制約があったら、お風呂が作れないよ」
という場合もあるかと思います。
ご心配なく。基本的には「浴槽(バスタブ)」の位置で考えます。
凶方位にかかる部分が浴槽全体の1/3以下に抑えられるのであれば
大きな問題はないそうですからご安心を!
また、他にも配置の上では以下のようなことに注意しましょう。
お風呂の湿気が寝室に流れ込みやすくなり、
布団や衣類を湿らせてしまいます。
湿った布団は、カビ&ダニに温床になりますので、
家族の健康を守るためにこのような配置は避けましょう。
どちらも家の中で湿気が多い空間です。
この2つを縦に配置するというのは、
床の傷みを早める原因になります。
方位別 お風呂の家相
北、北東
日が当たらず寒い!
高齢の方は特に、ヒートショックに注意が必要です。
「断熱性の高いガラスサッシを選ぶ」
「入浴前に、脱衣所をヒーターで温めておく」
「入浴前に、換気扇を止めてシャワーの温水で床を温めておく」
などの対策をしましょう。
東
朝日を浴びながら入浴し、一日を気持ち良くスタート!
そんな素敵な毎日が叶う吉相のお風呂です。
日も入りやすいのでカビも繁殖しにくく衛生的!
ただ、隣の建物の影になっているような場合は
寒くて湿気やすいお風呂になりますので
まめに換気して意識的に風の流れを促しましょう。
南東
日光を取り込みやすく、明るく衛生的なお風呂。
夜になっても温かさが残っているので、
冬でも冷えにくい快適なお風呂です。
殺菌効果も高く、大吉相のお風呂!
南
「南は“火”の気を持っているので水回りの設備とは相性が悪い」
と言われていますが、南のお風呂は快適!
温かいですし、カビも生えにくいので家の寿命が長くなります。
専門家に言わせると、決して悪い家相ではありません。
南西
南と同様、温かく乾きやすいので
お風呂に適した方位ですが・・・。
いわゆる裏鬼門ですから、家相・風水ではNG方位とされています。
昔は、「お湯を沸かすために起こした火が
南西からの風にあおられて火事になった」
ということがよくあったそうです。
現代ではわざわざ自分で火を起こしてお風呂を入れるという生活でもない限り、
必要以上にこの方位を恐れることはないと指摘する専門家も多いです。
西
西日の影響を強く受ける方位なので、
冬は暖かく快適ですが、夏は「お風呂に入っても疲れが取れない」なんてことも。
西日を遮るために、サッシの選び方にこだわったり
よしずを着けたりすればデメリットを補うことができます。
北西
夏場は快適ですが、
冬場は冷たい風が吹き込みやすく、寒いお風呂になります。
断熱性の高いガラスサッシを選ぶ、暖房をつけるなどして
寒さ対策を心掛けましょう。