和室+縁側で吉相に!

昔ながらの日本建築といえば、和室。

 

畳や障子、ふすまがあって、
縁側から気軽に庭に下りることができて、
夏は庭から涼しい風がぐんぐん入ってきて・・・と、
自然をうまく生かした造りが特徴的です。

 

家相の基本は「自然と調和した家づくり」ですから、
まさに和室はその原点!

 

フローリングの洋間が主流となった現代でも
「やはり一部屋は和室が欲しい」という方が多いようです。

 

家相的に見て「吉」となる和室を作るためには、

 

「いかにして自然な風の流れを作るか」

 

がポイント!
風の入らない和室は、ダニやカビの温床になりやすい
という弱点があります。
これを克服するためには、和室とセットで縁側を作るのが手堅いですね。

 

縁側を設けることは、部屋に直射日光が入るのを
ブロックする効果にもつながりますよ。

畳の敷き方にも吉凶がある

さて、和室といえば「畳」ですよね。

 

畳には空気中の湿度を調整する作用や
空気を清浄化する作用があります。

 

また、適度なクッション性を持っているので
小さなお子さんにもお年寄りにも安全・快適!
夏場は素足で過ごすのも気持ち良いですよね。

 

実は、畳の敷き方も家相の吉凶に影響を与えているんです。

 

畳の大きさは地方によって異なりますので
敷き方も一通りではないのですが・・・。

 

基本的に、同じ方向に並べて敷くのはNG!

 

一見、整然として美しいように思われますが、
実際には段差が生じて歩きにくくなってしまうのです。
ですから、あえて方向を揃えずに敷いて
平坦にするというのが正解なんですね。

 

 

 

 

家相的に見て、

 

 

  • 「畳の合わせ目が十文字形は凶」
  •  

  • 「T字は吉」

 

 

という説もありますが、それは迷信だという専門家も多いです。

 

実際、最近は、あまり合わせ目の形にはこだわらずに
自由に敷いているお宅も多いですよ。

方位別 和室の家相

北、北東

自然光が入りにくいので、寒い!
太陽光の殺菌効果も得られにくいので
畳にダニやカビが繁殖しやすいという弱点もあります。
家相的には「凶」の間取りと言えるでしょう。

 

この方位に和室を作る場合は、
断熱性の高いサッシ、ガラスを採用する、
厚手のカーテンをつける、
断熱性の高い雨戸をつけるなどの対策が必要です。
こまめに換気して風を入れることもお忘れなく!

 

東、南東、南

太陽光に恵まれた吉相の和室です。
風の通り道を作って積極的に風を取り入れることで、
畳が持つ空気清浄効果や調湿性を高めることができます。

 

南西、西

西日が入りやすく、熱がこもりやすい和室になります。
家相的に見ると「凶」。

 

西側の窓は小さく設ける、
遮熱性の高いガラスを採用する、
よしずやシェードで西日を遮る、
南北の風邪の通り道を作る・・・等々、遮熱・換気対策が必須です。

 

植栽、地窓を作る等の方法も効果的です。

 

地窓とは?

床から高さ50pくらいの位置に設置する窓。
高い位置の窓と対角線上に設けることで
自然換気の効率を高めることができます。

 

北西

温度変化の少ない、安定した環境。

 

ただし、間取りや隣家との関係次第では
北風や西日の影響を受けやすい和室になります。
状況に応じて、風通しや遮熱・断熱対策が必要になるでしょう。

 

中央

暗くてジメジメしやすく、家相的には「凶」。
カビやダニが繁殖しやすくなりますので、
通風・換気についてはかなりの努力が必要です。

 

照明も、明るめの物を!
足元にも照明をつけておけば、
敷居に躓いて転倒する・・・なんて事故を防げます!