神棚はどの方位に配置すれば良いの?
家相というと、「玄関や水回りの方位が大事」
というイメージが強いですが、家相の専門家によれば、
実は、神棚や仏壇の置き場所で悩む方が多いのだそうです。
確かに、どちらも粗末にすると何かしら“祟り”がありそう・・・。
間違った置き方をして、家族が病気や事故に遭ったら?
と考えると不安になりますよね。
家相上では、
神棚や仏壇は「東向き」もしくは「南向き」が最良
とされています。
このような向きに配置することによって、
神様や仏様に明るい太陽の光を浴びていただくことができますし、
寒い北風や、あまり縁起の良くない西日からお守りすることができます。
しかし、厳密には、神仏に関して家相というものはないのだとか。
神様や仏様は人智を超えた存在なので、
私たち人間のように「方位」の影響は受けないのだそうです。
ですから、方位に関してはそこまで厳密にこだわる必要はないようです。
神仏への崇敬の念を表すために
神棚や仏壇に家相はない。
じゃあ、どこに配置しても良いのか?
トイレでも良いのか? お風呂場でも良いのかい?
・・・確かに、厳密な決まりはありませんので
トイレに神棚があっても法律で罰せられるわけではありません。
しかし、神様や仏様を崇敬する気持ちがあれば、
まず、トイレに作ろうとは考えないでしょう。
神棚や仏壇は、神仏の「家」のようなもの。
みなさんだって、トイレで食事をしたいとは思いませんよね?
トイレで寝たいですか?ぐっすり眠れますか?
寒さやニオイ、音が気になりませんか・・・。
同じように、「神仏にも快適に過ごしていただきたい」という思いがあれば
トイレに神棚を設けようなどとは考えないはずです。
神仏に失礼のない配置にするためにも、
以下のようなポイントを意識してみましょう。
神仏に崇敬の念を伝えるためには、
毎日手を合わせることが大事です。
家族みんなが集うリビングなどに配置すれば、
お参りを忘れることはないでしょうし、
神棚・仏壇のメンテナンスもしやすくなるでしょう。
「神様に見守っていただいている」
という感謝の気持ちも持てるようになります。
神棚や仏壇の上に二階の廊下や部屋があるというのは、
間接的に「神仏を踏みつけている」ということになり
大変失礼な行為にあたります。
場所を移動しましょう。
二つが同じ部屋にあっても問題ありませんが、
位置関係は「神様が上」です。
また、神棚と仏壇が向かい合って配置されるのは凶相ですから、
位置をずらしてください。
位置よりも「気持ち」が大事
繰り返しますが、
神棚や仏壇の配置を決める上で大切なことは
方位や場所よりも「気持ち」です。
家相上、なんら問題のない場所にお祀りしていても、
祀りっぱなしでなんのメンテナンスもしていなければ
神様のご加護を受けることはできません。
神棚を置くのであれば、家族みんなで毎日手を合わせる。
まめにほこりを取り除き、清潔に保つ。
習慣になるまでは「面倒くさい」と思ってしまったり
忘れてしまったりすることもあるかもしれませんが、
続けていくうちに、自ずと神仏への感謝の気持ちが生まれてくるものです。
自分が「生かされている存在であること」を自覚し、
それに対して感謝する心を持てること。
これは、家相云々以上に
その人の運勢に大きなプラスの影響をもたらします。
行動することによって生まれる気持ちは絶対にあります。
1日にわずかでも、神様やご先祖様に向き合う時間を作りましょう!