家の中心に階段を作ってはいけない!

最近は、「家の中心であるリビングに階段を作る」
という間取りのお宅も増えているようです。

 

家族が顔を合わせる機会を増やし、
コミュニケーションを活性化させよう!
というのが、その設計の狙いなのだとか。

 

確かに、玄関から家に入ってすぐに階段があると、
家族と顔を合わせずに2階の自室に入って
こもりっきり・・・なんてパターンもありますからね。

 

しかし、家相上では、

 

家の中心部に階段があるのは大凶相。

 

「建物の中心から半径2mの範囲内には階段を作らない」
というのが常識になっています。

 

「階段を上り切った所=踊り場が家の中心点と重ならなければ問題ない」
という説もありますが、階段は中央部全体を避けるべきです。

 

なぜ家の中央に階段があるとマズイのか?というと、
次のような理由(デメリット)が考えられます。

 

 

  • 窓がなく暗くなりがちなので、転倒事故が多くなる。
  • 1階と2階で音が筒抜けになり、プライバシーが守られない。
  • エアコンの効率が悪くなる。
  • 家事の時に、階段が煙突の役割となって2階に煙が回りやすくなる。

 

家族といえども、「個」の時間は大切ですから、
「音」の問題は大きいと思います。
これが二世帯住宅となれば、なおさらでしょう。

 

運気の面でも、中央階段は

 

「深刻な事故やケガなど大きなアクシデントに見舞われやすくなる」

 

と言われています。

 

逆に、次のようなポイントに留意して設計すれば、
家相の上で「吉」となる階段になるでしょう。

 

★階段は必ず建物の外周部に作ること
★階段には必ず窓を設けること
★窓がつけらない場合は、照明を工夫して明るさを確保すること

段数や形状には吉凶はない

他にも、階段に関しては
「家の中心から見て北側に作ると良くない」
「家族の十二支方位&九星方位は避けるべきだ」
といった説をよく耳にします。

 

また、「階段はストレートなほうが良い」とか
「曲がりくねった階段は運気の流れが滞る」
なんて話もありますよね。

 

昔は、方位も含めて色々とタブーがあり、
階段を設置するのは非常に難しいことだったようです。

 

しかし、時代と共に階段についての考え方は
かなり変わってきているようです。

 

実際には「中心部」さえ避けることができれば
大きな問題はないとのこと!

 

(逆に言えば、家の中心にある場合は
可能な限りリフォームしたほうが良いということですね!)

 

また、階段の段数や形状についても、
「○段だから凶」とか「曲がりくねっているから凶」
といったことはありません。
よく「13段の階段は縁起が悪い」なんて話を聞きますが、
これも、専門家の話では気にする必要はないそうです。

 

ロフトや小屋裏収納のあるお宅だと
この場合、「固定式の階段にすべきか」「それともハシゴ式か」
と迷うかと思いますが、家相の上ではどちらでもOK!

 

「家の中心に設置するのを避ける」という鉄則さえ守っていれば
あとは使い勝手重視で選べば良いわけです。

階段の下に神棚や仏壇を作るのはNG

階段の下は、使い方次第でいろんな物を収納できますよね。
ちょっとした物置スペースを設けて
掃除用具などを入れている方も多いようです。

 

家相上では、このスペースにトイレを作っても
大きな問題はないそうです。

 

しかし、ここに神棚や仏壇を作るのは絶対に避けるべきです。

 

間接的にとはいえ、神様や仏様を踏みつけていることになり
これは非常に失礼な行為!
無自覚のうちにこのような配置にしてしまっているお宅も多いので
今一度、位置関係を見直してみましょう。

 

階段は、家の構造の主要部とも言えるパーツですから、
家相関係の特集でもテーマに挙がりやすいようです。
家を建てるためのプランニング段階にある方は、
凶を避ける間取りを研究することが大事ですね!