一番大事!「方位」の問題
キッチンは、「火」と「水」を扱う場所。
五行で相性の悪い2つの要素が同居する場所
ですから、
そのレイアウトやコーディネートには特に注意が必要です。
家相上で特に気を付けたいのは「方位」。
家の中心から見て「北東(鬼門)」と「南西(裏鬼門)」、
そして家族の十二支方位、
巽(南東)、乾(北西)、北は避けるべしとされています。
・・・これは、結構な制約ですよね。
また、家の中心部半径2m以内にも
キッチンを作るべきではないと言われています。
最近は、「家族のコミュニケーションを活性化する家」
という謳い文句で、キッチンを家の中心にして
そこから間取りを考えるというパターンも多いようですが、
家相学から考えるとこれはオススメできない設計ということですね。
凶方位や家の中心部にキッチンを作ると、
家族の健康に悪影響を与える可能性がありますので
この点は無視すべきではないポイントです。
キッチンのタイプはどう選ぶ?
一口に「キッチン」と言っても、
スタンダードなI型もあれば
人気の対面式キッチン、アイランドキッチンなど
様々なデザインのものがありますよね。
凝ったレイアウトになるとそれだけ金額も高くなりますから、
理想のキッチンへのこだわりと懐具合との
バランスを見て決めることになるでしょう。
家相上では、特に「このタイプはダメ」という制約はありません。
しかし、どちらかと言えば
オープンなタイプのキッチンよりもクローズタイプが吉。
そのほうが、ニオイや調理の音も気になりませんし、
お客様の目につく心配がありませんので
ちょっとくらい散らかっていても大丈夫です。
「オープンなキッチンのほうが、家族との距離が近いから」
「子供達の動きに目を配れるから」
という理由でオープンキッチンや対面キッチンを選ぶ方も多いですが、
実際は水道や料理の音がうるさくて会話なんてほぼできません!
小さい子供がいると、足元にまとわりつかれてストレスが溜まりますし
危ないので油料理もできませんよ。
見た目やコンセプトの“オシャレ感”につられてしまうと
本質的なことを見失いがちになりますので注意しましょう。
やってはいけない!NGキッチン
キッチンの家相としては、基本的に、
方位の問題さえクリアしていれば大きな災厄は免れるようです。
プラスαで、以下のようなNGポイントに注意すれば
より安心ですね!
汚水を流す排水管が家の下を通っているというのは
家相上ではあまりよろしくありません。
汚れた水は、なるべく最短ルートで外に排出できるようにしましょう。
玄関の下を横切らないように注意!
暗いキッチンでは、料理に良いエネルギーを吹き込むことはできません!
間取りの都合で窓をつけられない場合は、トップライト(天窓)で採光を。
それも無理なら、照明を工夫しましょう。
(等間隔で複数のダウンライトを設置する等)
家相では、勝手口も一種の「玄関」とみなします。
「家相で見る!玄関の注意点」でもご紹介した通り、
玄関を鬼門に設けるのはNG。
同じ理由で、勝手口を作る際も鬼門線上は避けましょう。
ただ、ほとんど出入りすることはなく
たまにゴミを出しに行く程度だということであれば
方位を気にする必要はありません。
キッチンでの作業は、基本が立ち仕事。
堅い床材だと、足が疲れてしまいます。
家相の基本は「住む人が快適である空間づくり」ですから
クッション性の高い床材を選ぶことをオススメします!
トイレや洗面所は“汚れ”を流す場所です。
口に入る食べ物を扱うキッチン空間と隣り合っていると
汚れた空気や湿気が流れ込みやすくなって
家族の健康に悪影響をきたす可能性があります。