リビングの家相で注意すべきポイント

家相というと、いわゆる玄関や水回り設備の
方角や位置関係に注目しがちです。

 

しかし、もう一つ忘れてはいけない大事な場所。

 

それは、家族が集うリビング!

 

ここの居心地が悪ければ家族仲にも支障をきたしますし、
心理的に安らげない家庭環境は
仕事にも少なからず悪影響を与えるでしょう。

 

だからこそ、家相ではリビングの環境づくりも大事にします。
以下に、最も注意すべきポイントをまとめましたので
ぜひ家作りの参考にしてみてください。

 

日当たり(採光)

私たち人間も、大自然の中に生かされている動物の一種。
ある程度は日光に当たらないと、
体内リズムも乱れますし心理的にも悪影響をきたします。
どんよりと暗いリビングでは、気持ちも沈みがちに・・・。

 

朝日と共にすがすがしい気持ちで朝を迎え、
日没まで照明要らずで過ごすためには、
リビングは家の中心から見て南東〜南〜南西に配置するのがベストです。

 

風通し(通風)

風通しの悪いリビングは、湿気やニオイがこもりやすく
カビやダニを発生させる原因になります。
南東〜南の方角にリビングを作り、
そこに大きめの窓を作れば、
自然と良い風を取り入れることができるでしょう。

 

天井の高さ(開放感)

天井の高低が私たちの心理に与える影響は大きいものです。
同じ広さの部屋でも、天井が低いと圧迫感を覚えますし、
逆に高いと開放感があり、気持ちの良い空間となります。

 

天井の高さは2.4mが一般的ですが、
2.5〜2.7mまで高くするとより快適なリビングになりますよ。

窓の選び方は自由

採光や通風に恵まれた快適なリビングを作るためには
窓の選び方にもこだわる必要がありますよね。

 

掃き出し窓、滑り出し窓、上げ下げ窓、腰窓・・・。
今はサイズも形状も機能性も
実に色んなタイプのサッシがありますので
迷ってしまう方も多いかと思います。

 

家相の観点から見て、窓選びで注意すべきことは?というと、

 

意外にも窓のタイプに吉凶はないのだとか。

 

つまり、どのタイプの窓を選んでもOKということです!

 

 

ただし、外の出入りに使う掃き出し窓を作る場合は、
「鬼門線上を避ける」が常識。

 

窓を作る方位についてはナーバスになる必要はありませんが、
鬼門線上にある窓から出入りするという行為は
この窓を玄関替わりに使っているような意味あいになるので
家相上、よろしくないそうです。

2階にリビングを作っても大丈夫?

間取りの都合で、リビングを2階に作るお宅も多いようです。

 

これについては、家相上は大きな問題はありません。
採光や通風を考慮して、
「1階よりも2階のリビングのほうが快適だ」
と判断したのであれば、むしろ2階のほうがGOOD!

 

ルーフバルコニーなどをプラスすれば、
開放感があって気持ちの良い空間になりますし、
家の「張り」を作ることにもなって
家相的に観ても吉相になります。

 

春はバルコニーでお弁当を広げて、
家に居ながらにしてお花見気分。

 

夏場は花火を見ながら家族でBBQ。

 

秋は名月を愛でながらお団子パーティー。

 

クリスマスシーズには、イルミネーションを楽しんでみたり。

 

春夏秋冬、いろんな楽しみ方ができそうですね!

方位別 リビングの家相

日当たりが悪いので、冬場は寒いのがネック。
そこに集う家族の雰囲気も暗く沈みがちです。
インテリアに明るい色を使ったり、
照明を明るくすることでデメリットをカバーしましょう。

 

北東

寒くて暗い上に、鬼門の方位!
家相上、リビングには不向きな方位ですが、
この方位に作らざるを得ない場合は
常に整理整頓を心掛けて清潔を保ちましょう。
また、インテリアで明るさや温かみを取り入れるのがポイントです。

 

東、南東

朝日を浴びて、気持ちよく朝食が摂れるリビング。
空間が明るいと、自ずと家族のコミュニケーションも活性化します。
家庭運、健康運ともに大吉相のリビングと言えるでしょう。

 

1年を通じて日当たりが良く、
太陽の恵みを十分に受けられるリビングです。
心身ともに健康になるので、
仕事や勉強を頑張ろう!という活力が湧いてきます。

 

南西

強い西日が入り、暑くてダラダラしやすいリビングになりそう・・・。
裏鬼門ですから、「常にキレイに片づけておく」が基本!
掃除をサボると、家族内の人間関係に亀裂が入るような
深刻な出来事に見舞われるかもしれません。

 

西

西日の影響をストレートに受けるので、とにかく暑い!
カーテンやシェード、遮熱ガラスなどで
西日を避ける対策が必要となります。

 

熱気もこもりやすくなりますので、窓を開けて空気を入れ替えたり
午後に入ったらシェードを閉める、夕方も無理せずにエアコン使う
・・・といった心がけが必要になります。

 

北西

西日は暑い、北風は寒い・・・と、
夏場と冬場はちょっと温度調整が難しいリビングになりそうですね。
適度な温度を保つためには、断熱性能の高い察しを選ぶことをオススメします。
北のリビング同様、インテリアには温かみのあるカラーを!